完璧なお父さんお母さんなんていないのです、親も成長していくのです

親としてあるべき姿や正しさにとらわれたり、ちゃんとした親でなければならないと考えてしまうと、子育ては正直しんどいものです。完璧なお父さんお母さんなんていません。親として出来ないことがあっても、出来るように意識して少しずつやっていけば出来るようになる、成長すると考えています。

親が出来ないことがあってもいい

料理が苦手な場合もあるでしょう。結婚するまで実家暮らしで、家事を親に任せていたとしたら、ご飯作れなくて当然です。結婚して料理本見たからって、すぐに出来るわけありません。天性の料理の才能があれば別ですけど。

片付けられない場合もあるでしょう。収納の多い家に育ち、何でも放りこんでおけば表面上はキレイに見える生活をしていたら、収納の少ない家に住むようになって途方にくれてしまいます。子供が生まれて、予想外に物が増えびっくりして片付けが追いつかないこともあるでしょう。

子供と接することが苦手な場合もあるでしょう。赤ちゃんの時は泣いてばかりで、何をしていいのかパニックになり。幼児期に話し始めてからは、何を言っているのか分からず意思の疎通が出来なくて困惑することもあるでしょう。

出来ないことがあってもいいんです。でも、出来なくてもイイやって放っておくのはダメなのです。

料理が苦手なら、少しずつでもいい1品ずつでもいいので挑戦していけばいいのです。片付けられないなら、物の置き場所をまず固定して整理することから始めましょう。いつも同じ場所におくようにすると、不要なものが見えてきます。収納の工夫も浮かんできます。

子供と接することが苦手なら、子供の状況をよく見ることからスタートです。忙しさから、思い込みで子供を判断していませんか。子供が望むことの種類はそれほど多くはありません。落ち着いて観察するようにすれば気持ちがつながるようになります。

子供が本当に欲しいものは、親であるあなたの注目と愛情であることがほとんどです。

子供も出来ないことがあっていい

親であるあなた自身に「出来ないことがあっていい」と思えないと、子供に対しても「出来ないことがあってもいい」と心から思えなくなります。子供1人1人は別のスピードで成長しています。今出来なくても、そのうち出来るようになるのです。

甘やかしていいと言っているのではありません。躾として厳しくする部分があって当然です。ただ、周囲の子供や育児情報と自分の子供を比べて、何歳までに○○できるようにならなきゃダメだと急ぐことはありません。

ひらがなや数字に興味を覚え、読み書きを自分で始めた段階では間違うことも多いです。間違った読み方をしたり鏡文字を書いてしまった時に、「違うそうじゃない、正解はこうだ」と教えることに意味はありません。学校じゃないんだから。

子供が自発的に興味をもってやっていることです。間違っていたなら、何が違うのか一緒に見て考え、どう読めばどう書けば思っていることを表現できるか探すほうが楽しいですよね。

焦ることはない

今、親として出来ないことがあってもいいのです。出来るようになろうと意識して、少ずつでも行動を変えようとする姿勢が大切なのです。気がつけば親として成長しているはず、変化しているはずです。

父親はこうしなきゃいけない、母親はこれが出来なきゃいけないなんてことは無いのです。お互いが出来ることをやって補完し合い、お互いが出来ないことを出来るように成長していけばよいだけなのです。

出来ないことに目を向けて焦ると、ロクなことになりません。ストレスも溜まります。もし、そのストレスが子供に向けられたら、子供はたまったものじゃありません。焦ることなく、ゆっくり親として成長したいものです。

では、また

P.S.

「誰のために仕事してると思ってるんだ」「誰のおかげでご飯食べられると思っているんだ」という勘違いしたことを言う人が「まだ」いますよね。その仕事をしているのは自分のためでもあるんでしょ。家に帰ったらご飯が出来ているのは誰のおかげなの。それを言って何の意味があるの。自分の無能さを撒き散らしているだけに見えてしまいます。

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