卒園式や卒業式で感動できないのは、どこか欠けた人なのだろうか

 自分自身の卒業式で涙した経験が、私にはありません。「子供の卒園式ならば、感動して泣いてしまうのだろうか?」と少しは楽しみにしていたけど、娘の卒園式でも心が大きく動かされることはありませんでした。私はどこか欠けた人なのかもしれません。

保育証書授与

成長した娘の姿に、感慨はある

カミさんが仕事を休んで出席する娘の保育園卒園式、私は出席しなくてもイイやと考えていました。ところが、カミさんの「写真と動画は誰が撮るの?」のお達しにより、カメラマンとしての参加となりました。

「卒園式に男親なんて用がないでしょ」と私は思っていたのですが、半分以上の卒園児のお父さんが出席されていました。ほぼ、皆さんカメラマンですけどね。

何も感じないってわけではないのです。

生後8カ月で最初の保育園に預けた時から、娘は親と離れて泣くことなく機嫌良く保育園に行ってくれました。Uターンしてから保育園が変わった後も、保育園に行きたくないと言ったのは数回しかありません。

歩くこともままならない幼い頃からの6年間、成長した娘の姿に感慨深いものはあります。けど、涙するほど感動したかと問われれば、そこまでの感情は湧いてきませんでした。

お友達の姿には少しウルっときた

生まれてから今まで、娘は本当に手のかからない子だったと感じています。「そりゃあ、あなたが子育てに専念してないから、そう感じるだけでしょ」と、お叱りが飛んできそうですが、大変だと思ったことは少なかったと実感します。

手のかからなかった娘の卒園式での姿では、大きく心が動かされなかった私ですが、娘のお友達の姿には少しウルッときてしまいました。

娘と一緒に卒園するお友達の中には、発達が少しのんびりしていたり、じっと座っているのが苦手な子もいます。年齢が上がるにつれて、行事などでも少しずつ落ち着いた姿を見せてくれていたその子たち。

保育園最後の行事となる卒園式では、その子たちは今までで最高の姿を見せてくれました。式の間はじっと座り、証書をもらう順番がきたら大きな声で返事ができ、受け取った証書をお母さんに「ありがとう」と言って渡すことができました。

その子自身の頑張る姿もキラキラしていましたが、不安や心配と寄り添いながら育児されてきたであろう親御さんを思い、少しウルッときてしまいました。

終わることよりも、始まることが楽しい

自分の娘の姿ではなくお友達の姿にウルッとしてしてしまう私は、やはりどこか欠けた人なのでしょう。卒園式に出席していたお父さんやお母さんは、感動し涙していた人の方が多かったのですから。

過ぎ去って行く時を想うよりも、私は次に始まることに楽しさを感じてしまいます。惜別という感情を、どこかに置き忘れてきたのかもしれません。

そんな私の救いとなるのは、やはり娘の姿です。終わってしまう保育園生活を最後まで全身で楽しむけど、娘は小学校入学へのワクワクにあふれています。

小学校入学に対して、楽しみや期待だけでなく不安や心配も、娘の中にはあるはずです。それでも不安な顔を表に出さず、楽しみにしている娘。そんな娘に置いて行かれないよう、どこか欠けた私も精進していきます。

では、また

シェアする

スポンサーリンク