今年で6歳になる娘の誕生日プレゼントに、お茶のお手前セットを贈りました。娘の通う保育園では年中さん(4歳児)からお茶のお稽古があります。お稽古をやってみて、娘はシャカシャカとお茶を点てることに面白さを感じたようで、少し前から
「家でも、お茶を点ててみたい!」
と言っていました。娘の希望でもあるので、誕生日プレゼントとしてお茶のお手前セットを贈ることにしました。
サプライズ無し、娘に確認して注文
近所にお茶道具の専門店でもあれば良いのですが、残念ながら京都ではない田舎暮らし。気のきいた茶道具屋さんを望む方が悪いので、Google先生に教えてもらい子供でも使えるお手前セットを探しました。重視した点は以下の3つです。
- お手頃な価格:1万円以下だと嬉しい
- お茶碗:娘でも扱える大きさと、気に入りそうな柄
- セット内容:それを買えば、とりあえず一式は揃う内容
頑張って探してみたのですが、子供でも扱えるお手前セットを扱っているネットショップって少ないのですね。検索で見つけた数店舗の中から、希望に合いそうなものを娘に見せて、お茶碗や巾着の柄を確認して注文しました。
購入したセットは「野点(のだて)セット」。付属の巾着にお茶道具を収納でき、屋外に持ち出せるようになっているセットです。野点をするつもりはありませんが、巾着にお茶道具が全部入るので、置いておく場所を選ばないことが決め手でした。
お茶道具を入れる木箱でもよいのですが、少し大げさになりすぎると考え、巾着が付いているセットにしました。
購入したお店は「茶道具・抹茶・備前焼のほんぢ園」というお店の楽天市場店。岡山市に実際に店舗がある、創業83年のお茶・茶道具の専門店さんです。
購入したのは「昭和ロマン巾着とひみつの一服セット(税込8、640円)」というセットになります。お茶碗4種類と巾着の組み合わせ16種類の中から選べるセットになっています。
お手前セットが到着すると我慢できない
誕生日に間に合うように、少し早めに娘に確認&注文したので、誕生日の1週間ほど前には自宅に届きました。娘は注文したことを知っているので、保育園から帰ると
「もうお茶のやつ来た?まだ?」
と、毎日のように聞いてきます。ウソつく必要もないので、配達された日には届いたことを伝えました。すると今度は、「開けて中を見てみたい」の始まりです。
開けると使いたくなるのは分かり切ったことなので、誕生日まで我慢するように説得。しぶしぶ納得した娘でしたが、次の日から「ねぇ~、開けちゃだめかな」を誕生日の当日まで繰り返していました。
やっと誕生日を迎えて、お茶を点てることができました
我慢して待った誕生日の当日、やっとプレセントを開けられると思ったのでしょう。夕食を食べ始めてすぐ、「もう誕生日だから、開けてもいいよね。持って来て」と言いだしましたが、夕食を終えて誕生日ケーキを食べる時までおあずけです。
そして誕生日ケーキにろうそくを立て、弟にお祝いの歌を歌ってもらい、ろうそくを吹き消した後にプレゼントを渡しました。ケーキを切り分けるのを待つ間も我慢できなかったのでしょう、すぐにプレゼントを開けて中を取り出しました。
保育園のお稽古で使ったことはあるのでしょうが、目の前にあるのは自分だけのお茶道具。とても嬉しそうに、ひとつひとつ取り出して並べていました。
ケーキを食べる間に、お茶道具を一度洗ってもらい、家で初めてのお手前を披露してくれました。お茶碗、茶筅などを丸いお盆の上の定位置に並べ、しっかりした手つきでお茶を点ててくれました。
まだ危ないので、お湯だけは私が注ぎましたが、ほぼ娘ひとりで点てることができました。誇らしいような、恥ずかしいような表情の娘を見て、お茶のお手前セットをプレゼントに選んでよかったなと感じました。
誕生日から後、ほぼ毎日のように家族の誰かのために一服点ててくれています。自分でできることが、楽しいのでしょうね。
では、また。