小学校に入学した娘と姉不在の保育園に通い始めた息子、それぞれの新年度

4月初めの冷たい雨が降る日、小学校の入学式を迎えた娘。年少さんから年中さんへ進級し、姉が不在となった保育園に通い始めた息子。新年度になり環境が変わって2カ月が過ぎた姉弟、それぞれの様子です。

小学校に入学した娘

娘は、小学校への入学をとても楽しみだったようです。入学式前の春休み1週間の間にも、「何組かな~、誰と同じクラスかな~、先生は優しいかな~」と毎日のようにワクワク話していました。

学童保育には参加させませんでした

娘が楽しみにしていた小学校生活ですが、初めのうちは疲れて帰ってくるのではないかと、カミさんと相談をして、学童保育には参加させませんでした。

私は在宅で仕事をしていますし、私の父母が自宅で商店を営んでいますので、学童保育は必要ないということもあります。午後の早い時間帯に娘が帰宅するとしても、私が仕事をする時間を調整すれば大丈夫だと判断しました。

ところが入学してみると、娘の同級生の多くの子が入学式前の4月初めから学童保育に通っているではないですか。

娘が下校する方向で学童保育に通っていない1年生は数人のみ。その子たちと途中でバイバイすると、通学路の約半分の距離は娘ひとりで帰ってきます。帰宅しても、1年生はもちろん小学生すら近所にいない状況です。

娘にとって、毎日帰宅後に私とと過ごすより、学童に行って友達と過ごす方が楽しいと思ってしまうのも無理はありません。4月の半ばには、「私も学童に行ってみんなと遊びたい、ひとりで帰るのは寂しい」と娘が訴えてきました。

とはいえ、娘は新しい環境で気を張って生活しています。4月中は、帰宅後に昼寝をさせるとしっかり1時間は寝ている娘の姿を見ると、学童保育に参加させなくてよかったのだと感じました。

登校時はいいけど、下校時は寂しくも大切な時間

朝の登校時は、近所に住んでいある同級生と待ち合わせての通学です。他の学年の子供や中高生も通学している時間帯なので、どこかに人の目があって心配は少ないです。

登校時と違い下校時は、見ている私が寂しいと感じる状況です。学年により下校時刻が違うので他の学年の子も少なく、学童保育に参加しない1年生数人だけで歩いて帰ってきます。

さすがに、この状況であれば下校時は心配です。入学式の翌日から毎日、娘がひとりになる場所まで歩いて迎えに行くことにしました。

娘と一緒に歩きながら、学校での出来事や帰宅後にやりたいことを話をします。娘と二人だけで過ごす通学路での時間は、経験してみて初めて大切にしたい時間だと感じるようになりました。

帰宅後のリズムは定着してきました

学校から帰宅後の、娘の生活リズムは定着してきました。

まず制服から自分の好きな服に着替え、おやつを食べて落ち着く。その後に宿題を済ませ、気分が良ければピアノの練習をします。娘が「国語の音読とピアノはお母さんに聞いてもらう」と言って、カミさんの帰宅後に残しておく日もあります。

娘のその日の疲れ具合を見て、宿題を終えた後に「昼寝をした方がいいよ」と言って昼寝をさせることもあれば、自転車の練習をしたりボール遊びを一緒にすることもあります。

4月中は帰宅後に昼寝をする日が多かったのですが、5月の連休明けからは昼寝をする日が少なくなってきました。娘が小学校での生活に少しずつ慣れてきているのを、感じられる部分です。

姉不在の保育園で年中に進級した息子

生後9カ月で保育園に入ってから、常にお姉ちゃんと一緒に保育園に通っていた息子。娘が小学校に入学するのは分かっていても、4月初旬には「僕も小学校がいい、ひとりで保育園行くのは寂しい」と悲しそうに訴える日もありました。

最初はどうしても、姉の不在が寂しい

入園した時からずっと、お姉ちゃんと一緒に保育園に通ってきた息子です。頭では理解していたつもりでも、気持ちの整理は簡単にはできませんでした。

家の中ではケンカしてしまうことの方が多い姉弟ですが、保育園では頼りになるお姉ちゃんだったようです。今まで当たり前のように感じていた存在が、突然なくなってしまったのですから、寂しく感じてしまうのは仕方ないでしょう。

年中さんになっても、友達は変わらず昨年度のままですが、担任の先生が変わりました。息子のクラスは、保育園としては珍しく毎年担任が変わっています。諸事情があってのことなのですが、先生が変わることも多少はストレスになっていたことでしょう。

それでも4月が終わる頃には、少しずつ新しい先生にも慣れてきたようです。

環境に慣れ、やっと少し落ち着いてきました

姉不在の保育園の通い始め、新しい担任の先生に変わったという環境の変化に息子が慣れてきたなと感じたのは、4月が終わろうとする頃でした。

年中さんになり、上から2番目のクラスになったという自覚も芽生えつつあるのかもしれません。お姉ちゃんがいなくて寂しいアピールに、飽きただけなのかもしれません。

何が理由かは分かりませんが、激しいイヤイヤが出ていた4月当初に比べれば、明らかに息子の様子は落ち着いてきました。

とはいえ、激しくなくなっただけで、相変わらずイヤイヤと主張はしてきますが「少し落ち着いてきたかな」と感じているのは、カミさんも同じようです。

トレーニング箸も卒業できました

息子と同じクラスの友達は、年少さんのうちにトレーニング箸を卒業し、普通のお箸を使えるようになっていました。

道具が使えるようになる時期なんて、個人差があって当然と考えていた私とカミさんです。トレーニング箸の卒業も特に気にすることはなく、「そのうち使えるようになるでしょ」と呑気に構えていました。

3月の始めのことです。息子が突然「お兄ちゃん箸の練習をする」と言い始めたのです。きっと、自分だけトレーニング箸のままであることに気が付いたのでしょう。珍しくやる気を出してきました。

それから毎晩の夕食では、初めの1品を普通の箸で食べる練習を始めました。練習を始めた当初は、とても窮屈そうに挑戦していた息子ですが、1ヶ月強も続ければ上達します。4月の半ばには、「もう保育園には普通の箸しか持って行かない」と自分で言うまでになりました。

息子は「捨ててもいいよ」と言っていた、エジソンのトレーニング箸。息子がそう言ったとしても、まだ出番はあるはずだと思ってキッチンに常備しています。長い間、本当にお世話になったお箸、感謝しかありません。

新しい環境に慣れてきた娘と息子に負けないよう

新年度になって、それぞれ新しい環境になった娘と息子は、2カ月経って慣れてきた環境を楽しんでいるようです。

実は、カミさんが働く環境も変わりました。

昨年度までは、クラス担任を持つ正職として勤務していたのですが、今年度から臨時職員になりました。臨時といってもフルタイムの保育士であることは変わらないのですが、クラス担任は持たなくなりました。

家に持ち帰っての書類仕事はなくなり、行事前の準備も少なくなり、くだらない会議へ出席する必要がなくなりました。ストレスはだいぶ軽減されているのではないかと、カミさんを見ていて感じます。

カミさんが正職から臨時になったので、給与が下がってしまいます。その分は、私の仕事でカバーするしかありません。保育園の時に比べて、早く帰宅する娘もいます。今まで以上に効率を上げて、仕事と子育てを楽しんでやりたいと思います。

頑張って、新しい環境に慣れてきた娘と息子に負けないよう、これからも精進していきます。

では、また

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