子供と過ごす時間の「質」を上げたいなら、まずは「量」の確保です

子供と過ごす時間を大切にしたいと思ったことが、3年前に故郷にUターンした理由のひとつです。神戸に住んでいた時に、子供との時間を大切にしていなかったつもりはありませんが、子供と接する時間は増えました。

Uターン前後で子供と過ごす時間がどのくらい増えたのか

子供と過ごす時間

上の画像のように、サラリーマンをやっていた時とUターン後の現在のタイムテーブルの比較をしてみました。平日で、「忙しい時(ハードな時)」と「それほど忙しいわけではない時(通常時)」の平均的なタイムテーブルです・

サラリーマン時代の通常時、もし定時に退社すれば現在とほぼ変わらない時間を子供と過ごすことができます。カミさんが保育園の迎えに行けない場合などは、定時に退社していました。しかし、それほど忙しくないとはいえ定時に退社できるほどではない場合が多く、20時ころ退社することが平均的でした。

サラリーマン時代の通常時は、私自身の仕事の効率次第なのですが、違いが大きいのはハードな時です。サラリーマン時代のハードな時は、子供の寝顔を見る程度しかできませんでした。同じようなお父さんも多いのではないかと思います。

子供と過ごす時間を増やすことが大切なのか

子供と過ごす時間は「量」ではなく「質」が重要だ!とよく耳にします。それは、ある意味本当なのですが、意識高い系でもないフツーのお父さんにとって、子供と質の良い時間を過ごすためには、ある程度の量をこなす必要があると考えています。

子供が生まれてすぐに父親としての自覚が全開で、子供との関係性の構築に何の問題もなく、子供の気持ちが手に取るようにわかるスーパーお父さんなら、量に関係なく子供と過ごす時間は自然と質のよい時間になるでしょう。

そうでない場合、子供とはいえ他人との関係性。相手が何を好み、何を嫌うのか。どんな時に笑い、どんな時に泣くのか。時間の量を多くしないと、なかなかお互いに理解できません。一緒にいる時間が長い時期が必要なのは、友達でも恋人でも夫婦でも同じですよね。

子供と過ごす時間が増えると、どうなるのか

一緒にいる時間が長いと、子供の色々な面を見る経験をすることができます。ちょっとした表情の変化や、できないと思っていた動作ができるようになっていたりします。まだ話せなくても、その子なりの意思表示のやり方に特徴があることにも気付くでしょう。

何よりも、乳児期の子供の姿はその時だけです。「寝返りさえできないし、ウ~ア~言ってるだけでつまらん」と思うのも、過ごす時間が長ければ愛着がそれだけ増します。

子供の世話を奥さんに任せっきりの場合は、何かを分担してできることもあるでしょう。奥さんの時間に余裕ができれば、精神的にも肉体的にも余裕が生まれやすくなり、夫婦関係もさらに良くなります。お母さんが笑ってれば、子供が安心します。

子供との時間をどう過ごすかは自分次第

子供と過ごす時間の質を上げるには、まずは量を増やすことです。平日が無理なら、休日は全力で子供との時間を確保してもよいでしょう。今よりも少しだけ意識して子供と接するだけで、見えてくるものが違います。

どうしても時間の量がとれないなら、徹底的に子供と過ごす時間の質にこだわるのも良いでしょう。でも、親の側から質がよい時間だと一方的に押し付けても、子供の方からすると全く楽しめていない可能性があることは心にとめておきたいですね。

子供が子供である期間は、親が思っているよりも少ないと感じています。せっかく縁あって親子になったのだから、しっかり父親になってみるのも悪くないと思います。

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