子供が休みの日の在宅ワーク、油断してるとドキッとする事が起こりました

前職を退職してから、個人の構造屋として自宅で仕事をしています。タイトなスケジュールの案件である場合が多く、仕事が入った時は曜日に関係なく作業していたりします。今までは気をつけていたのですが、子供が5歳と3歳になって気が緩んだのか、先日ドキッとする事が起きました。わざとではないですが、作業中のパソコンの電源を突然切られてしまったのです。

何の作業をしていたかというと

構造設計の偉大な先生が手掛けられたホールの鉄骨屋根。おそれ多くも安全性を再確認するための検討業務の外注依頼を受けました。規模が大きく、構造的にも複雑な部分があるため、きちんと解析モデルを組めるかどうか、先行して確認する必要がありました。そのため、年末年始の間も時間を確保して作業を進めていました。

既存の図面や計算書を読み込んでも、屋根がどうやって成立しているのかというイメージがなかなかつかめず、年明け早々に立体幾何学を学ぶZOME TOOLというオモチャをポチっと購入し、下の写真のような立体トラスを作って机の上に置いていました。

どういう状況で電源を切られたのか

5歳の娘は「どう見てもオモチャにしか見えないものを机の上に置いて、お父さんは何して遊んでるんだ?」と思っていたことでしょう。保育園が休みの日、昼寝から起きてきた娘が仕事中の私のところにやって来ました。

まず、同じ部屋にあるキーボードでピアノの練習。練習が終わったら出て行くかな~と思っていたのですが、やはり興味があったのでしょう

「お父さん、何のお仕事してるん?」

と聞いてきました。オモチャを机の上に置いている手前もあり、「邪魔するな」と言うわけにはいきません。作業途中の解析モデルと実際の建物の写真をパソコンの画面で見せ

「この建物のこの部分が大丈夫かな~?壊れないかな~?って考えるお仕事をしてるよ。このオモチャは、建物のこの部分がよく分からないから作ってみたんだよ」

と説明。娘は、少しは分かったような顔でしたが、聞いたら興味がなくなったのか、足をブラブラさせていました。私が仕事で使っているのは、デスクトップのパソコンなのですが、本体を机の下に置いています。ブラブラさせていた足がパソコン本体に触れて、「あっ、足を乗せるところがある!」と思ったのでしょう、電源ボタンがあるパソコン本体の天面に足を乗せちゃったのです。

その瞬間、突然モニターがブラックアウト。

一瞬、何が起こったのか理解できず。うわっ、パソコンが御臨終なのか?どうしよう、データ飛んだかな?と思いました。が、ふと娘の方を見ると、足が見事に電源ボタンの上に乗っているではありませんか。そりゃあ、電源切れますよね。

パソコンの電源を切られた時にどのように娘に接したか

電源ボタンの上の足を見た時は、「あ~~マジか、やっちゃいましたか」と思ったのですが、仕事の説明をしたのは私です。娘にパソコンの画面が見えるように隣に座らせたのも私です。幸いなことに、説明する直前にそれまでの作業は保存しておいたので、きっとデータは大丈夫だろうとも思いました。

気を付けていなかった私の責任なので、怒ることはもちろん、叱ることもしませんでした。ただ、何が起こったのか、どうして今まで見ていた画面がテレビの電源を切ったように消えてしまったのか、ということは説明しました。

わざとやろうとした事ではないことは分かっている。でも、足を置いてしまったところに電源があって、それを押すとテレビと同じように切れてしまう。今は大丈夫だけど、いきなり電源を切ると、お仕事していたものが無くなってしまうかもしれない。気を付けていなかった父ちゃんの方が悪いんだけど、覚えておいてね、このボタンが青く光っている時は押さないでね。

と。自分が何かをしてしまったという自覚はあったようですが、叱られることなく説明され。娘は、泣きそうな顔になってしまっていました。

本当に申し訳なかったです。娘に自分の仕事のことを聞かれて、嬉しくて気を付けていなかった。でも、叱らずにおいてよかった。

今後はもっと気を付けるよう、精進します

では、また

P.S. 立体幾何学の教育玩具のZOME TOOL、久しぶりに手に触れてみて再認識しました。このオモチャ、面白いです。一番パーツの少ないものを購入したので、この記事の写真ではつながっていない部分もありますが、イメージをつかむのには十分でした。

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