子供をちゃんと叱ってますか?怒ってませんか?

子供が乳児の頃はまだ叱っても無駄なので、何をやっても笑っていられます。まぁ危険なことはやんわりと止めさせますが、叱るようなことはありませんでした。

息子が2歳の誕生日を過ぎて、だいぶ話せるようになって自分のやりたいこと等を主張し始めるイヤイヤ期(魔の2歳)になると、親としても叱らなければならない場面が出てきます。子供をちゃんと叱るって難しいですよね?叱れてますか?怒ってませんか?

叱ることと怒ることの違い

叱る ガラス窓をたたく等の危険な行為を止めさせるため時などに、してはダメな理由も含めて説明し諭す。子供の言い分にも耳を傾ける意識を持っている。
怒る 自分の気に入らない行為に対して感情的な言葉を一方的に押しつける。子供の言い分はただの言い訳として聞く耳を持たない。

叱る時は冷静です。怒る時は感情的になっており冷静ではありません。子供は叱るのであって、怒ってはいけません。親が感情的になって怒っても、子供の行為は改善されませんし、改善されたとしてもその時だけor親の前だけとなってしまいます。

また、親が感情的にギャーギャー騒ぎ始めると子供は耳をふさいでしまいます。冷静に、静かな声で叱ると子供は聞きます。子供が言うことを聞いてくれないっていうのは、普段から感情的に怒っているからではありませんか?

親の気分で怒ると子供は混乱する

親の気分で子供に怒ると、子供は混乱します。「昨日は何ともなかったことが、今日は親の虫の居所が悪かったから怒られた」となると、子供は何が良くて何がダメなのか訳が分からなくなって混乱します。

仕事上の問題やストレスがあったり、夫婦関係がギクシャクしていたり、嫁姑問題があったりすると虫の居所が悪い時だって親にはあります。それでも、その親の気分を子供にぶつけても何も良いことはありません。子供は迷惑なだけです。子供と接する時は、自分の問題は脇に置いておいて、正面から向き合ってあげましょう。

叱る時はタイミングが命

子供を叱る時はタイミングが命です。5歳頃までの子供はまだ時間の感覚が曖昧で、昨日とか明日とかより今日、さっきとかこの後より今しかない状態です。叱らなければダメな場合は、その時すぐに叱ってあげましょう。

タイミングを逃して後からどうしても言っておかなくてはならない場合は、きちんとお話として伝えましょう。後になってキツく叱られても、子供にとっては「いつの話?何したっけ?何でそんなことしたっけ?何言ってんの?」って感じになってしまいます。

逃げ道は残しておく

両親が揃っている場面で叱る時は、どちらかが叱るならどちらかはサポート役にまわりましょう。2人一緒になって叱ると子供の逃げ場が無くなります。叱っている内容に対して「別にいいよ~」という意味での逃げ道ではなく、叱られた後に子供が気分を変えられる存在としての逃げ道は残しておきましょう。

両親が揃って叱ってしまうと子供は逃げ道がなくなってしまい、どんどん追い込まれてしまいます。親のウップン晴らしのために怒っているわけではないので、追い込んでどうする。逃げ道は確保しましょう。

叱り方は親の総合力が問われている

自分の子供とはいえ他人です。他人を叱ることは結構大変です。愛情を持って厳しく教え諭し、子供が自分自身の身を守ってマナーを身に付けて巣立っていくまで続きます。親は子供が生まれて初めて親になるので、どんな親でもその子の親としては1年生からスタートです。2人目だから3人目だから慣れてるっていうのは、ちょっと違うと思います。

兄弟姉妹といえども各々別の子なので、対応の仕方は違って当たり前です。「お兄ちゃんはできたのに!」って言われても、下の子は「知らんがな!」って事です。

叱り方には親の人としての総合力が出てきます。人として未成熟であれば、それなりの叱り方しかできません。かといって皆が皆、すぐに賢人レベルに成熟することは不可能です。その時々で「怒るのではなく叱る」事を意識し、叱った後は「ちゃんと叱れていただろうか?」と親が我が身を振り返るくらいしか出来ないです。

 

この記事は私自身への自戒を込めて書きました。子供をちゃんと叱るって、なかなか難しいですよね。父親になれるよう精進します。

では、また

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