会社が違えば、やり方が違うこともある。すぐに慣れなくても大丈夫です。

同じ職種で、違う会社への転職。実際に働き始めると、今までの会社との違いを身をもって実感することになりますよね。業務の進め方や他部署との関係性など、働いてみないと分からないことがあります。

採用されているので、能力的には問題はないはず。新しい会社のやり方に、すぐに慣れなくても大丈夫です、気にすることはありません。そんなものは、半年も働いていればイヤでも慣れちゃいます。

新卒入社と途中入社の一番の違い

新卒で入社する場合と、転職で中途採用されて入社する場合での一番の違い。それは、その会社で仕事を覚えたかどうかにあります。

新卒の場合。多くの人は、本格的に仕事をすることが初めての状態で入社しますよね。具体的な業務の進め方や考え方はもちろん、その組織での人間関係を円滑にしていくコツのようなものまで、その会社に入って初めて身につけていきます。

転職で途中入社の場合。職種が同じなら、基本的な仕事の進め方は同じ。ですが、細かいやり方や案件へのアプローチの方法、他部署との関係性などが違い、戸惑うことがあります。今まで身につけたものを、新しい会社に合うようにアレンジを加え、変えていくことになります。

新卒では、入った会社でのやり方しか知らないのですから、違和感を感じることは少ないでしょう。途中入社では、自分が身につけた方法との違いに違和感を感じることは、当たり前にあることです。

途中入社で入った会社のやり方を知らないのは、当然なのです。その会社での常識は、その会社だけで通用する常識なのです。すぐにできなくても、心配することはありません。

転職先の会社のやり方を知らないのは、当たり前です

そうは言っても

「そんなことも知らないの?」とか「こんなこともできないの?」と言ってくる上司がいるかもしれません。そんな時は、こんな風に考えてみてはいかがでしょう。

この人は、自分の会社の常識が業界のスタンダードだと思い込んでいる、世界の狭い人なんだろうな。それとも、中間管理職としての自分でいっぱいいっぱいになってて、イヤミのひとつでも言わないと心が落ち着かないのかな。

もしくは、家庭でイヤなことでもあったのかな、可哀そうに…

ある会社では常識であっても、他の会社からすれば特殊で非常識なことになってしまうような部分は、どの会社や組織にもあります。その会社その世界しか知らないと、外から見た視点をなかなか意識しにくくなってしまうものです。

新しい会社では常識的なことを、転職してすぐのあなたが分からなくて当然です。できなくて当たり前なのです。時間が経って、半年も働いていればイヤでも身につく種類のものです。そんなことでイヤミを言うような上司は、「気の毒な人」と思っておけばいいのです。

経験と能力を見込んで採用されたのです、心配はいらない

あなたが今までしてきた経験、磨いてきた能力、頑張って取得した資格、積み上げてきた実績を評価されて、その会社に採用されたのです。その職種における、基本的な能力に不足があるわけがありません。

その会社に新卒で入社した人や長く在籍している人と比べて、焦ることはありません。その会社での常識的なことなんかで、焦ってはダメです。長く働いていれば、誰だって身につけられる程度のことなんですから。

そんなことより、せっかく外部から途中入社してきたのです。あなたが、その会社での常識的なことを新鮮な目で見ることができるのは、今のこの時期だけです。新しい目で眺めれば、改善できるポイントを見つけられる可能性があります。

新鮮な視点から得られるものは、中にいる人には気付くことが難しい部分でもあります。戦力補強の意味はもちろんあるでしょうが、実は中途採用の一番のメリットは、その新鮮な視点を内部に取り込むことであったりするのです。

いつの日か、今の視点が役に立ちます。

転職した先の会社のやり方に、すぐに慣れなくても大丈夫です。何も心配することなく、心身の健康に気を付けて、楽しんで仕事をしてください。

では、また

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