転職して半年なら、前の会社の方が馴染み深いと感じるのは自然なことです

勤めていた会社がブラック企業だったわけではなく、人間関係に嫌気がさして転職したのでもなく、個人的な事情で転居をする必要にせまられた結果。あなたが新しい会社へ転職して、半年が経ちましたね。

前に勤めていた会社の雰囲気が懐かしく、転職した会社よりも前の会社の方が馴染み深く感じるのは自然なことです。新しい会社に慣れるまで時間がかかることを、気にすることはありません。今できることを、淡々とやるだけでいいのです。

以前の会社が懐かしくなるのは当たり前です

転職前に勤めていた会社は、あなたが新卒で入社した会社でした。決して楽な仕事環境ではなかったはずですが、組織や人間関係が嫌になって転職したわけではありませんよね。必要にせまられた結果、転職する選択肢しかなかったのです。

前の会社で仕事を教わり、ひとりで業務を任せられるほど成長させてもらえたのです。その会社には今でも、共に励み成長してきた同期、チームとして仕事をし成果を上げてきた同僚や先輩がいる。迷惑をかけることもあったけど、共に戦った上司もいますね。

そんな場所を懐かしく感じ、転職先の会社よりも転職前の会社の方が、馴染み深いと感じる自分に気づいても全くおかしくありません。あなたの状況であれば、むしろ自然な感情だと思います。

転職先の企業に慣れるのは時間が必要なこともあります

転職先の会社と転職前の会社では、企業文化や仕事の進め方、組織独自の常識に違いがあります。同じ職種とはいえ、違いに驚いたり戸惑ったりしたことも少なくなかったはずです。

転職先の会社の常識を知らないために、パワハラに感じるような言動を上司から受ける場面もあったでしょう。仕事の進め方や使う言葉の違い、社員同士のコミュニケーションなどにも戸惑う日々が続いたことでしょう。

企業規模の違う会社に中途入社してからの半年間は、心身ともに大変なことばかりだったでしょうね。

技術的な面や安全に関わることは、指摘されたことを素直に受け止め。会社の常識や仕事の進め方は、時間がたてば必ず慣れます。もしも心ない言葉を投げかけられたとしても、気にすることなく忘れてしまいましょう。

「こんなことを言うなんて、疲れているのか何か嫌なことでもあったのかな。こんな心ない言葉を他人にぶつけるなんて、可哀そうな人だな」

と、不憫に思ってあげるくらいで十分です。

今できることをやるだけでいい

これから時間が経つにつれて、転職した会社の空気に馴染んでしまうかもしれない自分に、不安を感じないでください。以前の会社のことを忘れてしまうのではないかと、寂しいと思わないでください。

転職した会社に馴染んだからといって、以前の会社への想いがなくなってしまうわけではないのです。社会人になって就職して会社に馴染んだからといって、学生時代までの友人との関係が消えてなくならなかったように。

転職前の会社で働いていたからこそ、今のあなたがあるのです。あなたの能力やキャリア、人柄の一部にさえも、前の会社のエッセンスが生きているのです。存分に活かしてあげてください。

最近、私自身に言い聞かせている考え方をお届けします。

過去と他人は変えることができない。理想の未来を思い描くことは大切だけど、どうなるか分からない未来を心配して不安を感じることはない。なるようにしかならないし、なるようになる。

他人と比べるのではなく、昨日の自分より少しでも前に進めていればそれでいい。他者の視点は意識してもいいけど、他人の視線を気にする必要はない。

焦らずたゆまず驕らず自信を持って、今の自分にできることをやるだけ。

では、また

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