うつ病と自律神経失調症

新卒で就職した会社の2年目後半に体調がおかしくなりました。

4年目に心療内科のクリニックを受診したところ、自律神経失調症と診断され

そこから休職と復職を繰り返して最終的に休職期間を使い切り退職しました。

自分への備忘録として、「うつ病」と「自律神経失調症」について書きたいと思います。

うつ病と何が違うのか

あなたに合った自律神経失調症の治し方は?というサイトによれば

  うつ病:

ストレスが原因で脳内の神経伝達物質の分泌異常によって症状が現れる病気です。心の病気、いわゆる精神障害に含まれます。

  自律神経失調症:

ストレスが原因で自律神経のバランスが乱れ症状が現れる病気です。精神的な症状が現れるものの、心因的な要因が引き金になって起きる、体の病気です。

と解説されています。表面的な症状が似通っているため同じ病気のように思えますが、全く異なる病気なのです。私も自分が病気になって、というより状態がだいぶ良くなった今だから冷静に「違う病気なのです」と言えるのです。

治療中、私自身は

「違う病気だか何だか知らんが、何とかならんのか自分?」

と焦ってばかりでした。だから余計に治りが悪かったのかな?と思います。

自律神経失調症の治療

最近、「朝起きるのがダルいな~」とか「夜寝付きが悪くて」という場合は、自律神経失調症かどうかセルフチェックができます

セルフチェックで該当項目が多い場合は、カウンセリングを受けることをおすすめします。大きな会社であれば、嘱託のカウンセラーが利用できる場合もあるかと思います。

症状が軽度の耳鳴りやめまい、肩こりや腰痛などであれば、耳鼻科、整形外科、鍼灸治療院などで治療を受けて、生活リズムを整え、休養をしっかりとるなど、なるべくストレスの少ない生活をおくるように心がけると症状が改善する場合もあります

私の場合は、当時の上司からすすめられて会社の嘱託のカウンセラーにカウンセリングを受けました。私の顔を見た瞬間に「あっ、こいつヤバイ」とカウンセラーは思ったようで、最初のカウンセリング終了後に心療内科のクリニックを紹介されました。

私のように深刻な場合は、心療内科の専門医を受診が必要となります。

休職して治療に専念する

私自身がそうだったのですが、何だか怠け者の病気みたいで、この程度で休職するなんて…と思ってしまいがちです。ですが、症状が悪化すると私のように退職することもあり得る病気ですので、今の会社での勤務を続けたいのであれば、休職して治療した方が良いです。

また、休職した場合は復職することを焦らず、治療に専念することが肝心です。私のように焦って復職すると、また調子が悪くなって休職ってことになりかねません。自分のためにもじっくり落ち着いて治療しましょう。大丈夫です、必ず症状は改善します。

症状が改善するのに時間がかかる場合もある

症状は改善するといっても、時間がかかる場合があります。

私の場合は焦って復職し、また休職を繰り返して、通算の休職期間を使い切って退職となってしまいました。退職後も気持ちばかりが焦って、小さな事務所に再就職したのですが、体調が万全でなかったこともあり数ヶ月もちませんでした。正直この頃が一番しんどかったです。

2,3ヶ月の休職で改善する場合もあれば、半年・一年とかかる場合もあります。焦った結果に退職するくらいなら、じっくり腰を落ち着けて治療しましょう。

周囲の家族、恋人、親友に頼りましょう

家族でなくても誰でも良いので、自分が信頼できる人に今の状況を伝えて、頼ってみましょう。

真面目で責任感が強い人ほど罹患しやすい病気のようです。誰かに頼るのはプライドが許さないかもしれませんが、自分一人で抱え込んでいてはダメです。自分に弱いところがあると思うなら、その弱い部分を認めて自分を許さないと、深い部分で他人の弱さを許すことができない人になってしまいます。

苦しい時、つらい時は誰かに頼りましょう。体調を戻して元気になったら恩返しをすれば良いだけです。あなたは独りで生きているんではないし、同じ苦しみを経験している人だっています。私も当時の彼女(今のカミさん)に本当に世話になりました。

命をとられる病気ではないですが、症状が悪化してしまうと自分で命を絶つ危険もあります。私自身は、いちばんつらかった頃は駅のホームの真ん中を歩くように心がけていました。ホームの端を歩いているとフラフラと落ちそうになる、落ちたくなる衝動が出てくるのが怖かったからです。

最初の会社は退職し、その後もしばらくグダグダしていたような私でも生きていますので、大丈夫です。助けてくれる人は必ずあなたの周囲にいるはずです、勇気を出して相談しましょう。

私が自律神経失調症と診断されるまでに、どのように働いていたのか、カウンセリングを重ねて何を得たのか、結局治ったのかどうかなどは別記事で書いていきます。

今日はこのあたりで、ではまた

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