「寝つきが悪かったり、倦怠感が続くようなら受診しましょう」って、当たり前のことと思うかもしれませんが、実際は病院になかなか行けない(行かない)こともあります。私の場合がそうでした。
体は疲れているはずなのに、夜ベッドに入ってもなかなか寝付けない。風邪をひいても、すぐに回復していたのに、長引くことが増えた。休息をとっても、倦怠感が抜けていない感じがする。これ、全て私の初期症状でした。
まずは内科を受診しましょう
病院を受診しましょうって言われても、どこへ行けばよいのでしょう。まずは「内科」を受診しましょう。小規模な医院ではなく、院内で各種検査ができる程度の設備が整っている中規模以上の病院の内科をおすすめします。
かかりつけのお医者さんがある場合でも、「体調不良が続いていると思うので検査できる病院を紹介して欲しい」とお願いすれば、快く紹介してくれます。
この時点の検査で原因が見つかれば、内科での治療で解決する可能性も十分にあります。すぐに心療内科や精神科を受診するよりはハードルが低いですし、身体に原因があるかどうかをつぶしておくことも重要です。
心療内科を受診するのは不安
内科の検査で身体的な原因が分からない場合は、心療内科や精神科をすすめられます。心療内科を受診することに不安があるのは当然です。私も最初に心療内科に行った時は不安で仕方ありませんでした。
心療内科に行くと、自分より重篤な患者さんを目にすることもあるでしょう。「自分はあんなふうじゃない、自分は大丈夫だ」と思うかもしれません。安心して下さい、私もあなたもその患者さんも大して変わりませんから。
ここにきてジタバタしても始まりません、出された診断結果と治療方法に従いましょう。自力でできることは限られています。お医者さんを信じてやってみましょう。改善しないようなら、別の病院に行くこともできますので、まずは治療です。
体調を戻すことが最優先、仕事はどうにでもなる
仕事を休職した方がよいのか、勤務を続けながらでも治療できる状況なのかは、あなたの希望をお医者さんに伝えた上で判断してもらいましょう。「休職だけはしたくない」と思っても、お医者さんが休職をすすめるのは、あなたが休職を必要としている状態だと判断してのことなのです。
仕事を休むと皆に置いていかれる感じがする、復職しても帰る場所があるか不安。よく分かります。でも、その体調で仕事を続けられますか?万全のパフォーマンスを発揮できますか?最優先すべきは、あなたの体調を戻すことです。
最悪、仕事なんてどうにでもなります。私のように、休職と復職を繰り返した末に退職となったとしても大丈夫、生きています。その後、転職することだって全然無理なことじゃない、働き方や働く場所はいっぱいあります。
体調を戻すことを最優先しないと、命を落とすことにもなりかねません。長い戦いになるかもしれませんが、必ず快復します。焦らず、じっくりと自分の体と向き合ってあげて下さい。
では、また