娘が生まれて5年になります。子供を授かる前は、自分は父親になれるのだろうかと不安に思ったりしました。今でも父親になれているかどうか怪しい部分も多々あります。そんな父親5年生ですが、夫婦のコミュニケーションこそが子育てで一番大切なことだと考えています。
子供が生まれたからといって、父親の自覚なんてない
カミさんの妊娠中、日々大きくなっていくお腹を見て、ここから子供が生まれてくるんだな~とは思っても、父親になることがどういうことなのか、どんな感覚なのか想像もできていませんでした。
子供が生まれた時は、感動したし責任も感じました。けど、父親としての自覚がすぐにあったかというと、そんなことはありません。生まれたばかりの子供と同じく、自分も父親になりたてで、どのような父親になれるのか不安もありました。
子育てどうこうより、家族や夫婦のあり方への想いを共有するほうが先
結婚しても子供がいない間は、独身時代とそんなに大差ないと思います。共に人生を歩む同居人が出来た程度で、お互いのモノの見方や考え方に多少の違いがあっても、大きな問題にはなりにくいです。
子供が出来たと分かってから、生まれる前は「元気で生まれてくれば、それでいい」。生まれた直後は「明るく元気に育ってくれたら、それでいい」と思いました。この想いは、ある程度の子を持つ親なら共通ではないかと感じています。
それでも成長してくると、周囲の子供と比べてしまったり、将来はこんなことが出来るようになって欲しい等の欲が出てきたりします。悪いことだとは言いませんが、それって夫婦の間で共有できていますか。そもそも、子育てどうこう以前に、家族や夫婦のあり方への想いや考え方を共有できていますか?
例えば、流行の「イクメン」。育児に参加し、家事を手伝っているから自分は大丈夫だと思っている旦那さん。実は奥さんは「別にそんなことをやって欲しいわけじゃない」とか、「やるなら、もっとやれ。中途半端にやって、ただのエエカッコしいはいらん」と思っている可能性だって十分あるのです。
結婚し家庭を築き、子供を育てていくということは共同作業です。家族や夫婦のあり方への想いや考え方を話し合っていますか?どちらか一方からの押しつけになっていませんか?
自分が良かれと思ってやっていること、実は的外れな場合だってあるのです。意識して、お互いの思いや考え方を共有するようにコミュニケーションをとった方が良いです。自分もパートナーも考え方が変化することだってあります。一度話をしたから「決定事項」ではなく、機会があるたびに確認するくらいでちょうど良いと想います。
やっぱり夫婦のコミュニケーションが一番大切
自分だけが考えている父親像や母親像、夫として妻としてのあり方の理想になろうと焦っても意味はありません。夫婦でお互いの想いをすり合わせて、二人でしか作れない家庭にしていくしかないのです。
仕事が忙しくて、夫婦の会話をしている時間や暇が無い、って本当ですか?仕事を効率良くこなす力が無いだけではないですか。わざわざ会話なんてしなくても分かってくれているはず、と甘えていませんか。
感謝の言葉をかけていますか。ねぎらいの気持ちを言動で表していますか。
私自身も反省してばかりです。精進します。
では、また