子供が、今まで出来なかったことが出来るようになる瞬間があります。それは、「初めて立った」というような瞬間的なことである場合もあるし、文字や数字に興味を持って認識しようとする時期のような少し長い時間である場合もあります。そんな瞬間があるから、子育ては面白いなと感じています。
何かを教えようとはしていません
5歳になる娘が4歳の時に「ピアノを習いたい」と言ったので、ピアノのレッスンには通わせていますが、特別な何かを教えたりしようとは考えていません。本来は、習い事をあれこれ提示するべきかもしれませんが、小学校に入って以降に本人が興味を感じたことをやれば良いと考えています。
娘と息子は保育園に通っています。何かを教えたり、習い事をしなくても、保育園で色々と過剰なくらいやって帰ってきます。工作したり、硬筆したり、お絵かきしたり、楽器の練習したり等で子供達も忙しいのです。
「そんなに色々やらんでもいいのに」という思いもあって、家ではやりたいことをやらせるようにしています。
急に出来るようになる時がある
子供が初めて歩いたり、しゃべったり出来るようになった時のことは覚えているはずです。でも、危なげなく歩けるようになったり、言葉が洪水のようにあふれる時期のことは忘れてしまいがちです。
最近、息子が急に興味を示して出来るようになったことがあります。それは「今日は23日」とか言ってカレンダーで日付を探したり、「5本の5はこれ」と言ってリモコンの数字を示したりすることです。
お風呂では「い~ち、にぃ、さ~ん…」と言って、毎日のように数を数えてから上がるようにしていましたが、息子にとっては数字の音と文字は結びついていませんでした。それが先月末あたりから急に数字に興味を持ちはじめたのです。
保育園では、登園時に帳面のカレンダーにシールを自分で貼ります。先月までは、その日が何日であっても関係なく、自分の好きなところに貼りまくっていました。日曜日であろうが休んだ日であろうがお構いなしのグチャグチャです。
それが今月になると。何ということでしょう、毎日「今日は○○日」と言ってきちんと貼るようになっているではありませんか。何がきっかけで数字を認識しようと思ったのか、それは息子自身にもよく分かっていないでしょうが、とにかく数字が分かることが楽しいのは見ていて分かります。
子育てを面白がる気持ちは無くしたくないです
魔の2歳児がまだ継続中の息子なので、何かあると「イヤ!」を連発しています。最近は脇の下をこちょこちょやって対処していますが、なかなか手強い時もあったりします。
けれども、今まで出来なかったことや興味を持たなかったことに対して、急に出来るようになったり興味を持ったりして、嬉しそうにしている姿を見るのは悪くないです。
諸事情でシングルになって子育てをしている人には、「そんなことで楽しんでいる余裕なんてないわ!」と言われそうですね。私も1人で子育てしろって言われると、ちょっと待って勘弁して下さい、ごめんなさいってなります。
それでも、あえて言いたい。子育てを面白がる気持ちは無くしたくないです。大人にとっては当たり前のことでも、子供にとっては初めてのことばかり。ある時、急に出来るようになることを子供と一緒に楽しみたい。
では、また