保育園での最後の運動会でのアクシデント、娘の対応を見て驚きました。息子も頑張りましたよ。

年長さんの娘にとって保育園では最後の運動会で、小さなアクシデントが2つ発生。起きてしまったアクシデントへの娘の対応を見て、驚きましたが感心してしまいました。年少になった息子も頑張りましたよ。

小さなアクシデント2つと娘の対応

娘が出場したのは、昨年に引き続いてのマーチング、リレー、ダンス、玉入れ、親子競技の騎馬戦でした。アクシデントが起きたのは、マーチングとリレーです。

アクシデント①:マーチングでスティックを落としてしまった

ひとつ目のアクシデントはマーチングで起こりました。娘が担当したのはツインドラムといって、ドラム2個を肩から前にぶら下げる楽器です。

開始からしばらくは順調に演技できていたのですが、後半に隊形を変えた直後にドラムスティックをぶつけて落としてしまいました。2階席でビデオ撮影をしていた私は、「アッ!」っと小さな声が出てしまったのですが…

スティックを落とした娘は、素早く冷静にスティックを拾って演技に戻り、何事もなかったかのように最後までやり通しました。慌てる様子もなく、落としたスティックを拾って演技に戻った娘の姿を見て、少し目頭が熱くなってしまいました。

アクシデント②:リレーで靴が脱げてしまった

ふたつ目のアクシデントは、リレーで走っている途中のことです。

バトンを受けた娘は、全力で第1コーナーから第2コーナーを駆け抜け、バックストレートに入って速度を上げた瞬間。娘の右足の靴が脱げてしまいました。娘が走り去って第3コーナーを回り始めて、やっと私は娘の靴が脱げていることに気付きました。

脱げた靴は、その場所で脱いで置いたかのような姿で、バックストレートに置き去りにされていました。私が、靴が脱げたことに気付くのが遅れたのは、靴があまりにきれいに置き去りにされていたこともあるでしょう。

しかし、私が気付くのが遅れた一番の要因はそこではないと感じました。靴が脱げたことなど全く気にせず、スピードを落とすことなく走り続けた娘。その走る姿こそが、靴が脱げたことに私が気付くのが遅れた要因なのです。

自分ならどうするか

実は、運動会が終わって帰宅してから娘に聞きました。

「マーチングの時にスティック落とした時、すぐに拾って戻ったよね。慌てたり、焦ったりはしなかった?リレーの時は途中で靴が脱げたけど、振り返りもせず最後まで走ったよね。『あっ靴が脱げた、どうしよう』とは思わなかった?」

すると、娘はこう教えてくれました。

「マーチングの時は慌てても焦っても仕方ないし、すぐに拾って戻らないと演技を続けることしか思わなかったよ。リレーの時はみんなで頑張って走ってるんだから、靴が脱げたくらいで止まったりはしないよ」

私は、素直に凄いなと感じてしまいました。もし私が同じ状況になったとしたら、娘と同じように対応できるかどうか。きっと焦ってしまい、マーチングの続きの演奏がグダグダになるでしょう。リレーで靴が脱げたら、その瞬間はスピードが落ちてしまうでしょう。

その程度のアクシデントはあって当たり前、と娘が考えていたのかどうかは分かりません。きっと考えてはいなかったでしょう。それでも、小さなアクシデントとはいえ、起きてしまったことにとらわれず、その後の対応にすぐに意識を向けられる。

親バカですが、大切にしたい資質だと思いました。娘には、「慌てず焦らずにやり切って、すごかったね」と言葉をかけておきました。

息子も頑張りました

年少の息子が出場したのは、かけっこ、親子競技の台風の目、ダンスの3種目でした。昨年までは自分の出番が終わった時点で解放され、私のそばで観覧していましたが、今年からは閉会式まで出ました。

途中で飽きたり、眠くなってしまわないか心配していたのですが、最後の閉会式まで元気に過ごせました。

保育園での息子は、周りに合わせるというか、周りを気にしすぎるきらいがあります。かけっこでは、隣のお友達がスタートしてから自分がスタート、競争している意識が薄いのかもしれません。

ダンスでも、最初のうちは隣を気にして動きが小さくなってしまっていました。それでも、曲が進んでいくうちに楽しくなったのでしょう、元気いっぱい大きな動きで踊ることができました。

娘にとっては、保育園での最後の運動会。小さなアクシデントはありましたが、動じることなく乗り切った娘を誇らしく感じます。息子も、彼なりに頑張っている姿を見せてくれました。親バカが更に加速してしまいそうです。

では、また。

シェアする

スポンサーリンク