2度目のピアノ発表会に挑んだ娘、家での練習はグズグズでしたが本番では何とか弾ききりました。

保育園の年中さんになってからピアノ教室に通い始めた娘が、昨年に引き続いて今年もピアノの発表会に出演しました。

家で練習する時は、間違ったりテンポが早くなったり遅くなったりしても、1回弾く練習をしたら2回目を弾くことを嫌がってグズることがあります。本人が納得していないので、2回目に弾く時は全く集中できていない様子でした。

本番直前まで家での練習ではグズグズでしたが、本番では何とか大きく破綻することなく弾ききりました。娘自身としても満足のいく出来栄えだったようです。

本番直前まで家での練習はグズグズでした

夏前の5月末頃に、発表会で演奏する曲をピアノ教室の先生に決めてもらい、右手→左手→両手と徐々に曲として弾けるように練習しているようでした。

発表会の曲を通して弾けるようになったのは、9月初旬頃だったはず。それから1ヵ月半ほどかけて、曲に慣れて自分のものにする練習を家でやっていました。毎日練習するのが理想ですが、娘の体調や疲れ具合などを見て、平日は2日に1回程度の練習をしていました。

曲を通して弾けるようになってすぐのころは、間違ったり引っかかったりする場面は少なかったのです。でも、本番直前2週間あたりから様子が変化。明らかに家での練習に、娘が集中できておらず、とりあえず1回弾いとけばいいでしょという練習を繰り返していました。

娘は家で練習するのが苦痛なのか

家で練習する時にカミさんがいる場合は、ピアノの弾けるカミさんが娘の練習を見ています。カミさんは娘にアドバイスをしながら練習を見ているのですが、娘にとっては家でも先生に見られている気持ちになる時もあったのかもしれません。

時には娘が「お父さんに見てもらいたい」と言って、私が練習を見ることもありました。普段であれば、私は何も言わずに娘が弾くのを聞いているだけ。ですが、発表会が近いことは知っていますし、娘が集中していないことも何となく気付いていました。

いつもの私なら言わない、「もう1度、通して弾いてみて」と言われながら練習することが嫌だったのかもしれません。

また、曲を通して弾けてから発表会まで少し時間があったため、娘にしてみれば「もうできることが分かっていることを繰り返すのは退屈」という気持ちがあったのかもしれません。

本番では何とか弾ききりました

こんな調子で本番直前まで家での練習はグズグズな状態、そんな状態で挑んだ本番。私の中では「間違ったり引っかかったりしてもいいから、やり切って帰ってこい」という思いしかありませんでした。

本番が始って娘の順番、どうなることかと心配して見ていました。ところが、少しのミスやふらつきはあったものの何とか弾ききり、娘にしては大満足の出来栄えで演奏を終えてしまったのです。

実は本番前、カミさんとこんな話をしていました。

「家での練習でグズグズなのは、いろんなことが原因しているのだと思う。けど、練習でこれ以上うるさく言っても効果はないと思う。本番で娘自身が満足できない結果になって、初めて練習しないとダメだと感じてもらうしかないと思う」

私もカミさんも、ピアノ発表会で完璧に間違うことなく弾くことを望んでいたわけではないのです。発表会という区切りに向けて練習を重ね、その成果を出し切ってもらえればそれでいいと考えていました。

見ている方の不安や心配なんて全く気にせず、しっかりと自分が満足できる演奏をした娘。驚きましたが、失敗するいいチャンスだったのにな、と少し意地悪なことも頭をよぎりました。

今年の発表会が、娘にとって満足できる出来栄えだったことについては、当たり前ですが存分に褒めてあげました。でも、家での練習はもう少しちゃんと集中してやった方がいいのではないですか?どうですかねぇ、ピアノの先生。

では、また

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