伝えようとしなくても分かろうとしてくれるのは、小さい子供の親だけ

伝える力がまだ十分に備わっていない幼少期の子供の親ならば、子供が何を欲しがっているのか、どうしてもらいたいのかを必死で想像して分かろうとしますよね。伝えようとしていないのに相手に分かって欲しいと望むのは、小さな子供に許された甘えではないですか。

一人前の大人として結婚したのであれば、コミュニケーションを放棄しても夫婦の関係がうまくいくなんて、勘違いしていないですよね。はっきり言っておきます、あなたの妻はあなたのお母さんではありません。

しょせんは他人である夫婦が、連れ添って生きていこうというのです。想いや考えを伝え合って、すり合わせをしながら折り合いをつけて、同じ方向を向いて歩んでいくのです。相手に分かってもらうために、あなたは何をやってきましたか。

言葉で伝え、行動で示す

もめ事もなく平穏な夫婦関係が築けている間は、お互いの考えや気持ちを伝え合う必要はないかもしれません。でも、いつでも理想的な夫婦でいられるとは限らないのです。ことの大きい小さいに関係なく、火種はいつでもすぐ隣にあるのです。

問題が発覚してからコミュニケーションをとろうとしても、遅いのです。何気ない日常を送る中で、ささいなことでも言葉で伝え、行動で示していくしかないのです。

「このおかず、美味しいね」

「この景色、きれいだね」

「何時頃には帰るよ」

「ありがとう」「ごめんなさい」

普段から言葉に出して伝え、言葉にしたことを行動で示しておかないと、いざという時に伝え合うことはできないのです。エスパーじゃないんだから、以心伝心ができると本気で思っているわけではないでしょう。

言葉にできないなら、全力で行動する

言葉にするのが恥ずかしい、男はべらべらしゃべるもんじゃない。そう思っているのかもしれません。言葉にできないなら、全力で行動して相手に分かってもらうしかありません。

あなたは、自分ではやっているつもりなのでしょう。でもそれは、相手に伝わっていなければ何もやっていないのと同じです。

行動だけで相手に分かってもらおうとするなら、あなたが想像している何倍もの行動をして初めて、想いの1割が伝わればラッキーだと覚悟してください。

今まで、あなたはどれだけの行動をしてきましたか。全力を尽くしたと、胸を張って言い切れますか。

何もしないのに分かって欲しいと望むのは、甘え

残念ながら、あなたのやってきたことは相手に全く伝わっていませんでしたね。相手はあなたのことを「何もしていない」と感じていますよ。それでも、分かって欲しいと望むのですか。それは、小さな子供が親に甘えてるのと同じです。

もう一度、「相手の信頼を取り戻したい、相手に信じてみようと思ってもらいたい」と本気で思っているなら、今度こそ全身全霊でやるしかありません。

心から謝罪し、今後の言動を根本から改める。

仕事だったらやるんでしょ。ミスをしてお客さんに迷惑をかけたら謝罪し、失った信用を取り戻すために全力を尽くすのでしょ。本当に家族が大切だと思うなら、やれるはずです。期待はしていません。

やるかやらないかは、あなた次第なのですから。

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